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いわゆる「年金記録問題」について、特定の困難な記録が多数に上ることがマスコミで一気に報道され始めました。閣僚たちの発言もトーンダウン…。一方の野党は、閣僚に対する責任追及の姿勢を強めています。
さて、この「年金記録問題」ですが、ご訪問いただいているみなさんは、そもそも解決できると思っていらっしゃいましたか? ZAKKUNは、絶対に無理だと思っていました。
みなさんの中にも、顧客データを扱う仕事をしている方がいらっしゃると思います。ZAKKUNもそんなひとりです。顧客データって、情報を更新するなどしてきちんと管理していても、所詮その管理されている範囲でしかデータはないわけですよね。当たり前です。どんな優秀な情報システムであっても、入力した情報以上にデータが出力されるわけありません。きちんと管理されていないデータだとすれば、新しい情報を入力するなり更新するなりしなければ、正しいデータは出力されません。年金記録だって全く同じはずです。だって、“年金保険の顧客データ”ですから。
では、新しい情報を入力するなり更新することはできるでしょうか? これも顧客データを扱う仕事をしている方ならお分かりのとおり、非常に難しい仕事です。ある程度公にされている情報なら集めることもできなくはないのですが、今の世の中、個人情報となると非常に難しいと思います。電話番号や住所といった情報と違い、“個人そのもの”が特定できないとなると、危なくて、情報を更新したり統合させたりなんてできませんよ。
私が思うに、「特定の困難な年金記録」は、社会保険庁が自らの情報収集能力で解決できる範囲を大きく超えてしまっています。ですから、顧客である国民側から「自分のデータを更新してほしい」と申し出ない限り、現実論としてデータは正しくならないと思います。しかし、今の年金に対する国民感情や無関心、そして既に死亡した人のことも考えれば、申し出る国民の割合もそう多くはないでしょう。結局、年金記録のうち現在特定できないデータは、その多くが今後も特定できないはずなのです。
この問題は、“社会保険庁が顧客データの情報更新を怠り続けた結果”と言えば、確かにその通りだと思います。なかには、単なる入力ミスのほかに、意図的に誤ったデータを入力したケースもあるという報道も目にしました。ただ、その一方で、“社会保険庁自身が顧客データを更新し難い”という「年金保険」としての制度自体に、そもそも欠陥があるようにも思えます。
日本の世の中に共通することですが、多くの場合、“現在の担当者”は“前任者”の仕事を引き継ぎ、それが繰り返されています。結局「誰がこんなことやったのよ?」となると、その人は既に退職して円満に生活していたりします。私は、社会保険事務所の窓口に立つ20代の職員に、実質的な責任があるとは思いません。しかし、過去に年金について責任のある職に就いていた方の中に、私と同じように“20代の職員には実質的な責任がない”思っている方がいるならば、「私に責任がある」と名乗り出て、謝ってほしいです。
そうそう、「過去に年金について責任のある職に就いていた方」って、当然、国会議員も含まれると思いますよ。与党野党に関係なく…、違いますか?
テーマ:年金
- ジャンル:政治・経済
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